State Street Corporation (NYSE:STT) の株価が下落しているのは、同社が第1四半期決算を発表した結果。
同社は1株あたり2.04ドルの四半期純利益を報告、この数字は1株1.99ドルというアナリストの予想を上回っている。
売上高は32.8億ドルで、(前年同期比4.7%増)ウォール街の見通し額33.2億ドルを下回った。
同社CEOであるロン・オハンレイは、「広範囲にわたる年間基準手数料収益の成長と持続的な経費規律を通じて、私たちは健全な税引前利益率の拡大を実現し、これを通じて株主への資本還元を継続して行うことができました」と述べた。
関連記事: State Street、Ethicへの戦略投資を発表
金利純収益は、投資証券の利回りが上昇し続けたことや、低短期金利の平均と預金のミックスの変化が相殺されたことから、714百万ドルでほぼ横ばいであった。
信用損失引当金は、前年同期比で2700万ドルから1200万ドルに減少した。
今回の四半期において、State Streetは、株主に総額3億2000万ドルの資本を返却し、その中には、100百万ドル相当の自己株式取得と宣言配当金220百万ドル(1株あたり76セント)が含まれている。
1四半期末時点における1等級普通株資本比率は11.0%で、前年同期の11.1%から低下した。
オハンレイは、地政学的な緊張と、貿易、赤字、課税、規制緩和に関する政府の政策の変化により、今後、投資家と世界経済は高まる不確実性に直面すると指摘した。
彼は「State Streetは、弾力性と適応性に富んだ長い歴史があり、これにより、多くの困難な経営環境を乗り越えてきました。そして、それによって、私たちは効果的にクライアントをサポートする技術を身につけることができました」と付け加えた。
株価動向:最終確認時点の今週木曜日、STTの株価は1.81%下落の78.19ドルで取引を行っている。
次の記事:
画像提供:Shutterstock