Tesla Inc.(NASDAQ:TSLA)がインド市場への展開を模索しているという噂について、リサーチャーのトロイ・テスライク氏は、このことが同社のグローバルな販売台数を助けることはないだろう、との見解を示した。
出来事 テスライク氏は水曜日、2025年について、同社のグローバルな納品が前年に比べて減少するという予想をXという社交メディアプラットフォーム上で投稿した。
2025年についてテスライク氏は、同社の納品台数が2024年に報告された数字の1%下回ると予想している。2024年、テスラは1年間で1,790万台の車両を納品したが、これは2023年の181万台からの減少を示しており、10年以上ぶりの初の減少となった。
インドの人口は多いが、同国はテスラの価格帯で考えると「小さい市場」であるとテスライク氏は述べている。
テスライク氏は、この予想についてX上で、2025年にEVの採用が50%に達するにつれて、テスラの株価がNASDAQをアウトパフォームすることに楽観的な見通しを示したゲーリー・ブラック氏に対してコメントした。
なぜ重要か テスライク氏は今月初めにも、2025年第1四半期のテスラの納品数が4万台を下回ると予想している。
テスラが四半期の納品数を4万台未満を最後に報告したのは2022年第3四半期で、テスラの納品台数はこの四半期にはたった365,923台にとどまっている。
テスラのCEOであるイーロン・マスク氏は10月に、2025年には納品数が20-30%増加するとの見通しを発表していた。しかし、CEOは1月に会社の四半期決算発表の際にはその目標を再発表していない。テスラは、2025年には車両事業が「成長に戻る」と予想しているだけであり、大規模な納品の増加は見込まないことを示している。
なお、テスラは1月に新しい車両の生産を開始し、2025年の前半には、その他のより手頃な価格でEVを製造することを発表している。
一方、テスラはインドで複数の職種の募集を開始しており、世界最大の人口を持つ国でEVの新しい車種を立ち上げる動きが示唆されている。
本記事の執筆時点では、ベンジンガはテスラに投資していません。
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