米国ピザチェーン大手ドミノ・ピザ(Domino’s Pizza Inc.)(NASDAQ:DPZ)の株は、第24会計年度第4四半期の決算発表を受けて、月曜のプレマーケットで下落して取引を始めた。
同社は約144億ドル(約1兆6400億円)の四半期売上高を報告し、前年同期比2.9%の伸びを記録したが、これはアナリストの予想額である約148億ドルを下回る結果だった。
収益の増加は、主にサプライチェーンと米国のフランチャイズの広告収入の増加によるものだ。
サプライチェーン収入の増加については、2024年第4四半期において同社の店舗への食品バスケット価格が前年同期比4.4%増の1兆6400億ドルになったことと、受注数量の増加が影響している。
外貨の影響を除いたグローバル小売売上高は4.4%増加し、米国の同店売上高は0.4%増加し、国際的な同店売上高(外貨の影響を除く)は2.7%増加した。
同社は新たに364店舗のネット店舗数を増やした。四半期の総利益率は、ベースポイント(損益率の単位)で前年同期比80ベースポイント増の39.2%を記録した。四半期の営業利益率は、ベースポイントで前年同期比70ベースポイント増の19%を記録した。
1株当たりの利益は4.89ドルで、これは1株当たり4.92ドルというアナリストの合意予想を下回る結果だった。
12カ月間の営業キャッシュフローは6億2490万ドルで、フリーキャッシュフロー(無借金割合のフリーキャッシュフロー)は5億1200万ドルとなった。2024年12月29日時点でドミノ・ピザは、3億8149万ドルの現金および同等の資産を保有している。
同年2月19日、同社の取締役会は四半期配当を15%増額することを承認した。
結果、取締役会は2025年3月14日時点での株主に対し、同年3月28日に支払われる四半期配当1.74ドルを宣言した。
なお、同社は株の取得のための総残額の承認を得て、2024年12月29日現在で8億1430万ドルを保有している。
ドミノ・ピザのCEOラッセル・ワイナーは、「2024年のドミノ・ピザの業績は、グローバルで厳しい経済環境と直面しても、弊社のHungry for MORE戦略が強力な受注台数の成長をもたらすことを実証している」と述べた。
株価の動き:2025年2月14日のプレマーケット取引で、ドミノ・ピザの株は1株445ドルで、前の取引日比3.76%下落している。
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