Rayonier Advanced Materials Inc. (NYSE:RYAM) は、2024年12月31日に終了した会計年度の予備決算を発表しました。
2024年の純売上高は16億3900万ドルで、前年よりもわずか4百万ドル減となりました。アナリストのコンセンサス予想は16億2600万ドルです。
今後の見通しについて、同社は2025年のCellulose Specialties製品の平均販売価格が増加すると見込んでいますが、Temiscaming High Purity Cellulose工場の稼働停止に伴い販売数量は減少する見込みです。
同社は、アメリカに対するカナダ製紙ボードの輸出に25%の関税がかかる可能性についても積極的に評価しています。これは1ヶ月につき最大350万ドルの費用がかかる可能性があります。
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同社は2024年の継続事業からの損失額を4300万ドルと報告しており、これは2023年の5,900万ドルの改善です。調整後のEBITDA(税引き前利息税償却前利益)は大幅に増加し、2023年比で60%増の2億2200万ドルとなり、特に2024年末にCellulose Specialties事業での運用改善と好調な市場環境を反映しています。調整後のEBITDAマージンも改善し、13.5%となりました(2023年は8.5%)。
また、キャッシュフローも強い業績を示し、営業活動からのキャッシュ提供額は6,900万ドル増の2億5000万ドルとなりました。調整後のフリーキャッシュフローは1億3000万ドルに上昇し、1年前の7700万ドル増となりました。
Rayonierの固定担保レバレッジは2.7倍で、5.0倍の契約上限を大幅に下回っています。
このような中でも、Rayonierは維持キャピタルや金利費用を含むすべての固定費に対するカバー能力に自信を持っています。
株価動向:月曜日、Rayonierの株式は7.70ドルで3.75%下落して取引を終えました。
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