米石油大手のExxon Mobil Corporation(NYSE:XOM)の株価が上昇している。というのも同社が第3四半期の業績を発表したためだ。
四半期の純収益およびその他の収入は9001.6億ドルで、市場予想の9393.8億ドルを下回った。
純生産は1日当たり石油換算で4582万バレルで、前四半期から5%増加した。この伸びは、パイオニア資産からの利益が増加したことによる。
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調整後の純利益は86.1億ドルで、前四半期の924億ドルから減少した。調整後の1株当たり利益(EPS)は1.92ドルで、市場予想の1.88ドルを上回った。
Exxonの資本費および探査費は第3四半期に716億ドル、2024年累計で200億ドルになり、同社の28億ドルという予想通りの年間予想額に一致した。
今月、ExxonMobilとHELLEniQ ENERGYは海外クレタ島での探査のフェーズ1を完了し、地震データを7789キロ収集した。
コスト削減:同社は2019年からの累積構造コスト削減額を113億ドル、そのうち年間での追加削減額を16億ドル、四半期での削減額を6億ドルと発表した。
同社は2019年以降、2027年末までに2019年度に比べて合計150億ドルのコスト削減を実施する予定だ。
配当増額:同社は1株当たりの配当を0.95ドルから0.99ドルに4%増額した。配当金は11月14日現在の株主名簿に記載された株主に、12月10日に支払われる。
Exxonの株主配当金は累計で261億ドル、うち配当金12.3億ドル、自社株取得に13.8億ドル、となった。
ダレン・ウッズ最高経営責任者(CEO)は「当社は業界をリードする結果を継続して達成し、組織全体での変革が当社の構造的な収益力を改善していることを示しています。」とコメントした。
「アップストリームでは、原油の価格を一定にした上で、当社が生産する1バレルあたりの利益率を2倍にしています。製品ソリューション部門では、精製拠点をハイグレードにし、高付加価値製品の販売を増やしています。」
投資家は、EA Series Trust Strive U.S. Energy ETF(NYSE:DRLL)およびSPDR Select Sector Fund – Energy Select Sector(NYSE:XLE)を通じてXOMに露出を持つことができる。
株価動向 確認時点の金曜日のプレマーケットで、XOMの株価は前日比2.07%高の119.20ドルで推移している。
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